支え合い会議高島平、構成員の内田です。
12月9日(金)に、第59回の定例会を開催しましたので、その内容をお伝えします。
前回は、「高島平版リビングウィル」について、皆で検討しましたが、今回はその対となる「高島平版エンディングノート」について、話し合いを進めました。
一般的には、エンディングノートは「万が一の時や亡くなった後のことについての備え」として書く方が多いのではないかと思いますが、私たち支え合い会議高島平では、「亡くなった後だけではなく、より良く生きていくために、今の自分の人生を振り返って、これから先に何をしたいのかを考えることのできるものにしたい!」との想いを持って、「高島平版エンディングノート」の作成に取り掛かりました。
その中で、構成員や協力員がそれぞれの考え方や立場から、様々な意見を出し合いました。
例えば、「色々な項目が載っていたほうが、何について事前に考えておく必要があるのかがわかるので良いのではないか?」といった意見や、「ノートが厚いと書くことが嫌になってしまい何も書いてもらえないので、できるだけ掲載する項目を必要なものだけに絞ったほうが良い。」といった意見が出ました。
他にも、子どもの立場からは、「親が何を大事にしていて、どうして欲しいのかが分かるようなエンディングノートであって欲しい。」といったものや、介護施設職員や医療従事者の立場からは、「医療・介護の情報はもちろん、ご自身の判断能力が低下した場合にどうしたいのかといった項目があると、ご本人の希望に沿ったより良いケアが可能となるため、非常に助かる。」といった意見などもあり、大変活発な議論が繰り広げられました。
その後、このような議論を踏まえて、「高島平版エンディングノート」には、具体的にどのような項目が必要なのかを、一つ一つを皆で丁寧に検討し、掲載する項目を決めていきました。
次回までに、今回検討した内容を基に「高島平版エンディングノート」の素案を作成し、その完成に向けて活動を進めていく予定です。
高島平地域の高齢者の皆様が、「より良く生きる」ことの一助となるよう、私たち支え合い会議高島平は全力で取り組んでいきます!
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