階段昇降機関係者お披露目会
- 支え合い会議
- 3月11日
- 読了時間: 2分
支え合い会議高島平 構成員の合渡です。
3月11日(火)に旧高島第七小学校の校舎において、支え合い会議高島平の構成員と協力員を対象とした「階段昇降機の関係者お披露目会」が開催されました。
介護機器を取り扱う複数の事業者の協力により、今回は4種類の可搬型階段昇降機を持ち込んでいただくことができました。実際の階段で機器のデモンストレーションを行っていただき、参加者も実際に乗ったり操作したりすることで、カタログや写真だけでは理解しづらかった安全性や乗り心地を体感することができました。
可搬型階段昇降機は、操作者のスイッチ操作によりクローラ(キャタピラーと称することもあります)や車輪等が作動して階段を昇降する福祉用具です。エレベーターのない集合住宅などの階段がバリアになって、外出を妨げられていた在宅の高齢者や障害者の外出機会を拡大させる福祉用具として、 また介助者(操作者)にとっては腰痛予防の効果を生む福祉用具として期待されています。
そのほか、大規模災害時に集合住宅のエレベーターが停電で止まってしまった場合など、上層階にお住まいで体の不自由な方を効率的に避難させる際にも活用できるのではないかとの話も出ました。
階段上で使用するという性質上、操作を誤ると利用者を転落させる事故につながる可能性があり、 昇降操作には操作技術が要求されます。当日の説明によると、介護保険制度では「可搬型階段昇降機」の提供を行う福祉用具専門相談員には 『階段移動用リフトの製造事業者等が実施している講習を受講し、かつ、当該講習の課程を修了した旨の証明を受けていること』 並びに『当該福祉用具の使用方法、使用上の留意事項等について十分な説明を利用者の家族等に行った上で、 実際に当該福祉用具を使用させながら指導を行うこと』が義務付けられています。
どのタイプの階段昇降機が利用しやすいか、介護保険制度ではないカタチも想定してどのように階段昇降機による地域助け合いの仕組みを構築していくか、など、今後の具体的な取組については検討をスタートしたばかりです。ご興味・ご関心のある方は、お気軽に支え合い会議高島平の担当者までご連絡ください。

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